「ヤキモチ妬きと天然娘」 (3期 猫←鬼VS夢)
「ごめん、鬼太郎! あたし用事があるんだ」
ぱん。と、まるで柏手を打つように顔の中央で猫娘は両手を合わせ、鬼太郎に頭を下げた。- 鬼太郎が驚いた様子で目をしばたたせた。
「用事……って?」
「ユメコちゃんと約束しているんだ」
「ユメコ……ちゃん?」
嗚呼、またなんだ。
鬼太郎は内心落胆の溜息を吐いた。
ここの所猫娘はずっとユメコと一緒に居る事が多い。鬼太郎としてはふたりが仲良くしている姿は嬉しいものである。嬉しい――のであるが、その為に自分が相手にされていないのは、かなり……というか全く淋しい。
気が付いたらいつも一緒に居て、気が楽でいられる猫娘が実はとても有難い存在で、当り前だと思っていた己がとても自惚れていたのであると、鬼太郎はこういう状況下でやっと気付けた。
「ホント、ごめんっ。もう時間なんだ」
そう言いながら猫娘は席を立った。ちゃぶ台の上にはいつものまたたび餅。ユメコとの約束があるというのにこうしてちゃんと差し入れをしてくれる彼女は何と甲斐甲斐しい事か……と、思わないでもないが、慌てた様子で全く振り返らないでさっさとツリーハウスから消えた猫娘に、鬼太郎は――拗ねた。
「何だよ……」
そして、彼の性格からこの件に関してはムキになっていくのである。
夕暮れの、陽が落ちかけている薄暗い住宅街を、華やかな笑い声を振りまきながらふたりの少女が歩いていた。その手にはそれぞれ買い物袋を持ち、それもまたお揃いである。
猫娘と天童ユメコだった。
最近ユメコの学校の近くに出来たというショッピングモールにふたりして出掛けたのだ。ユメコの下校時間に合わせ、猫娘が校門前で待ち合わせる。人間社会に関しては割と興味があり、お洒落関係にもそれなりに関心がある猫娘は、ユメコの誘いに喜んで応じた。
女の子ふたりだけの買い物は楽しい。
ユメコが本当に嬉しそうに自分を引っ張っていくのを、猫娘は少し照れながらも楽しんだ。事、鬼太郎に関すれば自分たちはライバルであるという自覚が猫娘にはある。だけど、女の子同士ならばそんなライバル要素は顔を出さないし、必要も無い。そうも、思っている。
人間のお友達。可愛くて賢くて勇気のある――理想的なお友達。
「楽しかったわね、猫娘さん」
隣で笑うユメコに、猫娘もつられて笑っていた。
「うん。あのピンクのスカート、ユメコちゃんに似合っていたし」
「猫娘さんだって、赤のショートパンツ! 猫娘さん足が綺麗だからすっごく似合っていたのに……買わなかったなんて勿体無い」
「はははっ」
真剣に物惜しみするようなユメコの言動に、猫娘は苦笑した。
――西の空は銅(あかがね)色で中天には既に紫色のカーテンが広がり、星が一つ二つ瞬いていた。帰りが遅くなっちゃったな、と、猫娘は思い、隣のユメコをちらっと見た。遅くまで彼女を連れて歩いた事、ユメコの母にちゃんと謝罪しないと――と、心の中で考えながら道を行く。既に影さえ隠れて見えなくなってしまった道の向こうにはユメコの家がある。
「もう、お別れかぁ」
ユメコが残念そうにそう言い、そして、ポンと思い付いたように手を打った。ユメコは猫娘の手を掴むと、一気にまくしたてるように話しかけた。
「そうだ、猫娘さん。付き合ってくれたお礼って言っちゃ何だけど、今日はうちでお夕食食べて行って?」
「え? え?」
「ねっ。あ、すごくいいアイデアだわ。どうせなら今日はこのまま泊まっていってくれても……」
「って、ユメコちゃん」
あんまり嬉しそうにしゃべるユメコに、少々混乱気味に猫娘はたじろぐ。身を引いて助けを求めるように周囲に目を泳がせた先に――見付けた。
「鬼太郎……」
ぼそっと呟いた猫娘の視線を追って、ユメコも鬼太郎を見付ける。その表情に若干不機嫌さが感じられたのは……気の所為だろうか。
鬼太郎はユメコの家の前で腕を組んで立っていた。まるで帰宅の遅くなった愛娘を玄関先で待っている親父のように見える仁王立ち。ま、親父はともかく、シチュエーションそのものは間違ってはいない。
鬼太郎の方も、明らかに機嫌が悪く、眉間の縦皺の数が物語る彼の腹立ちの様子は、猫娘には――自分を責めているものに見えていた。
遅くまでユメコを引っ張って遊び呆けて、ユメコにも、ユメコの家族にも悪かったとは思わないのか――と、言っているように思えて仕方が無かった。
そんな事、鬼太郎に言われなくてもよく分かっている、と、猫娘は内心で強く反発した。それがまた猫娘の表情を硬くする事になってゆく。
カラン。と、鬼太郎の下駄が鳴った。やや尖り気味な鬼太郎の足音は、夜の静寂に包まれ始めている逢魔が刻にかかる今の時間には底冷えする威圧感すら感じてしまう。あれだけ内心強く毒吐いた猫娘であったが、鬼太郎が近付くにつれ徐々に手に汗が浮かんできた。
まるで凶暴な肉食獣に追い込められた小さな禽獣(きんじゅう)のような心境になり、逃げられないと心の中で泣きそうになった。
それでも泣かないのは猫娘の気性の強さ故であろう。
――しかし、その猫娘よりも上を行く気の強さを発揮したものが、ここには居た。
尻込む様子の猫娘の横をすっと移動し、彼女の前に立ったのは、ユメコであった。
「ユメコ……ちゃ……?」
唖然とした猫娘の前、ユメコはまるで“彼女を守る”ように立っているのだ。猫娘が驚くのも無理は無い。驚く、というよりむしろ申し訳ない気持ちの方が一杯になってしまう。
「鬼太郎さん」
尖り気味な鬼太郎の下駄の足音より、更に険のあるユメコの声。鬼太郎の歩行がぴたりと止まった。鬼太郎の隻眼が丸くなる。さもあらん。鬼太郎とて、今ここでユメコに鋭い視線で見られる等とは思ってもみなかったのだから。
しかし、ユメコは驚いて表情を上手く保てない鬼太郎に構わず、ずかずかと歩み寄り鬼太郎の胸元にピッと人差し指を立てて、言った。
「帰りが遅くなったのは認めるわ。凄く楽しかったんだもの。でもね、あなたにそんな恐い顔をされる理由なんて、ぜんっぜんありませんっ」
全然、と念を押す。ユメコは鬼太郎の胸元を何度も指で差しながら語気も荒く口吻を飛ばした。
「ユ、ユメコちゃん……」
いつにないユメコの怒りモードに鬼太郎も鼻白む。これが、口論の相手が猫娘やねずみ男等気心知れた妖怪仲間であったならば、きつく言い返して拡大していくのであろうが、相手はユメコである。言える訳が無い。咽喉の奥にごくりと唾を呑み込むように言葉を抑えると、咽喉元に苦さが現われた。手が、自然に握り拳を作ってしまう。
――気色ばんだユメコの冷たい視線は鬼太郎を睨んでばかりで……猫娘はひたすら自分の所為でふたりの関係が悪くなるのを恐れた。否、恋のライバル的には諸手を上げたくなるのだが、それは不謹慎過ぎる。そんな事を喜ぶ自分は浅はかで汚く感じる。それは何より一番嫌だ。一瞬でも感じた不謹慎さを恥じ入りながら、猫娘は覚悟を決めて前に出た。
「ね、ねぇ。ふたりとも……喧嘩はよくな……」
「猫娘さんは黙ってて!」
「猫娘は黙ってるんだ!」
仲裁に入ろうと愛想笑いを浮かべながら話した猫娘の台詞を遮るように、ユメコと鬼太郎が同時に声を出した。
猫娘は――完全に沈黙を強要された。
「友達と遊ぶ事はいい事だと思うけど、学校帰りにその買い物袋が語る場所に行くのは良くないと僕は思うよ」
言葉を選び選び、鬼太郎……言っているの、よく分かる。
「あら。鬼太郎さん、まるで学校の先生みたいな言い方。今時、そんな事言う先生は生徒には好かれないわよ」
……あなた、優等生じゃ……なかったっけ?
「でも、お家の方だって心配じゃ」
「お生憎。ママにはちゃんと猫娘さんと一緒にショッピングモールに寄って行くって、前もって許可貰っていますから」
「こんな遅くなるまで遊んできますってかい?」
鬼太郎が不審げに眇める。ユメコは一瞬ぐっと言葉を詰まらせたが、すぐ反撃の言葉を思いついたようだ。
「分かったわ。鬼太郎さん、ヤキモチでしょ」
「なっ!?」
「私たちだけ仲良く一緒にいるものだから、ヤキモチ妬いてるんでしょ」
ユメコの――案外的を得ている言い分に、鬼太郎の顔色が変わる。夜の帳が下り、光の欠いた場所でなければ鬼太郎の表情が拝めるのであろうに、残念ながら猫娘にもユメコにもそれは見えなかった。
――嗚呼、不毛だ。
猫娘は頭を抱えたくなった。
鬼太郎も言いだしたら後に引けなくなってしまったようだし、ユメコは最初から何故か挑発的。猫娘の預かり知らない所で展開しているこの冷戦状態にひどく近いものに、猫娘はどうしていいか分からなくなっていた。
ああ、きっと鬼太郎はユメコちゃんの事を心配のあまりきつく言っているのだ。そして、ユメコちゃんは注意を受けるあたしを心配して、本当なら鬼太郎と口論なんてしたくないのにしてくれているんだ――そう猫娘には見えた。実際――否、客観的に見たならば決してそうではない別の要素がありありと出ているのだが、それが猫娘には分からない。
どっちも自分が原因。そう思うとやるせない。
「ねぇ、もうふたり共やめて!」
猫娘は割って入る事に最大の体力を用いながら最大の勇気で以(も)って声をかけ、ふたりの間に身体を滑り込ませ、両手でふたりを押し離した。ユメコも鬼太郎も猫娘の仲裁にたたらを踏み、同時に彼女を見た。
「もうやめて? ね。鬼太郎、あたしが悪かったから。ユメコちゃんと喧嘩しないでよ」
「猫娘……」
猫娘の切々とした願いを聴き、彼女の大きな猫目が困惑と不安で潤みかけているのを見て、漸く鬼太郎に冷静さが戻ってきた。
「ね。ユメコちゃんも」
猫娘は次いでユメコにも訴えた。
ユメコは充分冷静でいたつもりであったのだが、猫娘にこんな顔をさせているなんて露とも思わず、ふと我に返った。そうすると、途端に羞恥心が顔を出す。……冷静なんかではなかったという事だ。
確かに、鬼太郎もユメコも――互いに喧嘩する理由なんて持っていない。
「猫娘さん、ごめんなさい……」
ユメコが恥ずかしそうに俯きながら、謝罪した。
「ね。みんな仲良くしよ?」
と、どこまでも優しい言い方の猫娘に、鬼太郎もユメコも言葉を失った。
先程までの騒がしさが一瞬にして消え、重い位に静かになってしまった。どう言葉をかけていいのか、話せばいいのかが分からない。そんな沈黙が包む。
「あら、ユメコ。何やってるのそんな所で」
沈黙を破る救い主の声が、だしぬけに聞こえてきた。声は怪訝そうな様子で、鬼太郎たちはその方へ向き直った。
ユメコの母が、家の玄関先から姿を現し、こちらを見ていた。
「ママ」
「もう外は暗いわ。そんな所でつっ立っていないで早くいやっしゃい。――あら。あなた方は」
ユメコの母が、鬼太郎たちに気付く。
鬼太郎は咄嗟に猫娘の腕を取った。
「あ、きたろ……」
「ごめんっユメコちゃん。また今度」
鬼太郎は一言それだけを言うと、彼の行動に追い付けていない様子の猫娘を引っ張るように、この場を離れた。
「鬼太郎さん、猫娘さん!」
ユメコがふたりを呼び止めるが、鬼太郎は止まる事無くユメコの母の前を通り――その際に頭を下げて挨拶をするのを忘れなかったが――慌ただしく闇の中に消えていった。
「……何よ、ひどいわ」
頬を膨らませたユメコが、闇に向かって恨み言を吐いた。
ゲゲゲの森へ戻る道。猫娘は自分の手を力強く掴んで離さない鬼太郎の早足に付いて行くのに必死であった。鬼太郎は怒っているのか、ずっと肩を怒らせて終始無言であった。彼の背中しか見えていない猫娘は、鬼太郎が今どんな顔をしているのかが分からない。もし見えていたなら――間違いなく猫娘は微笑を浮かべたであろう。
鬼太郎の照れたような、それでいて拗ねているような、そんな顔。
ユメコに言われた通りだった。
猫娘がユメコとばかり関わっていて鬼太郎自身よりも彼女を優先している事が、何故か腹立たしかったが、それがはっきりと――ユメコも意図して言った訳ではないにしろ――ヤキモチだと指摘された事で、改めて自分のこのムシャクシャした感情の所在が掴めたのだ。
「ねぇ、きたろー。悪かったって言ってるでしょぉ?」
……後ろに居る猫娘がそれに全く気付いていないというのが、更に腹立たしい。
荒々しい足取りが、急に止まった。
「きた……うわっ」
付いて行くのに必死だった猫娘は急に止まる事が出来ず、鬼太郎の背中に思いっきりぶつかった。鬼太郎の背中はびくともしないが猫娘はよろけた。よろけて転びそうになったのを、鬼太郎の腕に引っ張られ、体制を立て直す。
「ったぁ……。ね。鬼太郎、あたし、ユメコちゃんにもユメコちゃんのお母さんにもちゃんと挨拶出来なかったんだよ」
「………」
鬼太郎は黙ったまま。
「ねぇ、機嫌直してよ。ユメコちゃんを遅くまで引っ張って悪い事したって、本当に反省してるからさぁ。ユメコちゃんを独り占めして悪かったって思ってるからさぁ」
猫娘が鬼太郎の機嫌を取ろうと両手を合わせる。
嗚呼、この娘(こ)は何てまた……自分の事が分かっちゃいない娘(こ)なんだ。
この件はユメコが猫娘を遅くまで引っ張ったのだと鬼太郎には明確に分かっている。しかし、猫娘は自分が悪いと思っている。全く、何てお人好しで優しいんだ。つまり、いいひと。それは皆に愛される素敵な要素である事は間違いないのだが、今は――鬼太郎は猫娘の天然さが恨めしかった。
無意識、とはこういう時に発動するらしい。
鬼太郎は隻眼に力を込めて猫娘に振り返った。そして、掴んでいた猫娘の手を離し――再び今度はその細い両腕を掴む。猫娘の大きな目が更に大きくなる。その猫目に鬼太郎の真剣な目が映り、猫娘の硬直した身体を鬼太郎は力一杯――それはもう思いっきり――己の腕の中に収めた。
つまり、抱きしめたのだ。
「!」
のけぞる事も気を失う事も出来ない。頭が真っ白な猫娘は鬼太郎の腕の中で固まり、自分が何をされているのかを理解する事に時間がかかった。只、鬼太郎の腕の中は熱く、そして痛い。心が痛い、とかセンチメンタルな気分はユメコとふと重なるが、現実、骨がきしむ物質的な痛さの方が……大きい。
これは願っても無いシチュエーション。鬼太郎に抱きしめられるなんて夢を見ているのじゃないか。でも、きしむ骨が痛いから夢じゃない。そんなどこかコメディのような可笑しな結論を猫娘は得て、それでも頬が赤くなる。
「――痛い、よ」
身を捩る猫娘の切なげな声に、漸く鬼太郎は自分が今何をやったのかに気付いた。
「あっ。ごめん」
慌てて猫娘を離す。腕の拘束を解放し、両手をあげて後ろへ下がる。鬼太郎の腕に猫娘の柔らかく華奢な感触が残り、異様に心拍数が上昇する。猫娘の顔が夜闇の中でもはっきり分かる程赤い。それと同じ位に、否、それ以上に自分の顔は熱く赤くなっているんだろうと、鬼太郎は上がる息を押さえる事に力を使った。
「かっ、帰る」
鬼太郎はくるっと踵を返し、すたすたと歩き出した。その足取りは先刻(さっき)までの刺々しいものではなく、取り合えずここから離れようと焦っているようで、何だか可愛いもののように、映った。
「鬼太郎……」
キョトンと目をしばたたせた猫娘は、鬼太郎の背中にくすぐったいような嬉しさと可笑しみを感じ、くすっと笑った。
「待ってよ、鬼太郎ぉ」
猫娘は嬉しそうな足取りであっという間に鬼太郎に追いつき、その腕に自分の腕を絡めたのだった。一瞬驚きと緊張で硬直した鬼太郎であったが、隣で腕を組む彼女の楽しそうな顔に、これもありか、と、自分で自分を納得した。
「明日は――」
「うん?」
鬼太郎のぽつりとした呟きに、猫娘は首を傾げる。鬼太郎は続けた。
「――明日は僕との用事を優先してくれよ」
「用事?」
用事ってなんだっけ? と、短時考えた猫娘の脳裏に、今日のやりとりが急に思いだされた。
「冬支度の為に、山に入って山菜や木の実を採りに行くから、一緒に来てよ」
「ごめん、鬼太郎! あたし用事があるんだ」
別に鬼太郎ひとりで行ってもいいものじゃない、と、猫娘は軽く考えてユメコとの約束を優先させたが、もしかしたらこれは……。
何て不器用なひとなんだろう。
心の底から幸せな気分が自然と湧き上がり、猫娘は「うん!」と、元気良く頷いた。
その夜。
ユメコの部屋に一反木綿に連れて行ってもらって猫娘は謝罪に来た。
「仕方が無いわね」
と、苦笑したユメコは思い付いたようにそっと猫娘の髪に触れ、そのさらさらな髪を飾るローズピンクのリボンをするりと取った。
猫娘が驚いている間に、ユメコは自分の化粧台から空色のリボンを取り出して、窓枠から身を乗り出すようにして猫娘の髪にそれを付け直した。
「ユ、ユメコちゃんっ」
猫娘が動揺している。ユメコはそれを楽しそうに見つめた。
「お友達同士、自分の持ち物を相手に贈るのって、素敵じゃない?」
そんなユメコの悪戯っぽい笑みが浮かぶ。彼女の部屋の灯りに照らされ、猫娘の照れた顔と空色の綺麗なリボンに光が流れ、輝いた。
密かなライバル心を持つふたりに軽く翻弄され、知らぬは猫の少女ばかりなり。
<fin>
「風と花びら〜妖怪奇譚〜」の大和さまより相互記念(!)に頂いた3期鬼太郎小説です。
「ユメコちゃんは、ある意味戸田くんより3ネコちゃんの方が好きだといいなァ!グヘヘ!」
という、自分の可哀相な妄想を元に書き下ろして下さったものなのですが
さすが大和さま。こんなにも可愛らしいお話に仕上げて下さいましたv
さしもの頑固親父妖怪バスター戸田くんですら黒星必至の予感…?!
まさかの恋敵は、さながら3ネコちゃんの騎士ですよ。ユメコちゃんが男の子だったら良かったのにネ!
翌日、空色リボンを身に付けて現われた3ネコちゃんを見て
戸田くんは何を思うのか?!更なる波乱の幕開けか!(わくわく★)
そんな想像の余地を残しながら締める手法も お見事! 大和さまステキな お話ありがとう御座いました!
<戻るんです。>