発射!陸上部!




登場人物
 ※すべてあだ名です。みんな本名不詳。(笑

 部長  …部長。(ぇ めっさ足が速い。魔王の兄。男。
 副部長 …副部長。(何 足が速い。マトモに見えるが凶暴性あり。時々壊れる。女。

以下、部員。

 しーちゃん …ツッコミ派。副部長と仲がいい。稀におかしくなる。女。
 魔王 …天然バカ。話しても会話にならない。部長の妹。女。
 みど …ボケ派。半径5M以内は常にハイテンション。女。
 たっちゃん …優男。またの名をオ●マ。振り付け・マンガを描くこと が得意。
 さかもと …「さかもと」は苗字ではない。歴史の人物からつけられた名前。声が凄 く低い。男。

※まだまだ部員はいるが、メインメンバーはこれだけ。


とある中学校陸上部・・・・・・ 世界一おかしいと思われる「部活動」である。さぁ、覗いてみよう…







〜グラウンドにて〜

『ずどごごごごごぉぅぅ!!』

「何?」 「あれじゃない?ほら・・・・・」

音のしたほうをしーちゃんと副部長が睨み付ける。(違) 視線の先には…魔王。

「うわぁ〜、転んじゃったよー、痛いぃ〜。」 「棒読みだぞ、魔王。」

すかさずツッコむしーちゃん。

「っていうか、どこをどんな風に転んだらあんな音がするのかしら…?」

ひたすら不 思議がる副部長。

「お腹すいたなぁ〜♪」 『まず人の話を聞けっ!!』

毎日の疲労の半分は魔王が作っていると言ってもいい。(ぇ

そこへ現れる…みど。

「いやっはーーー!!転んだの!?転んだの!?大丈夫ぅ〜!?」

「んん、今は白いゴハンが食べたいぃ〜。」

『あぁぅ…』

思わずその場に卒倒するしーちゃんと副部長。

「…何してんだ…」

どこからともなく現れる部長。

「部活の前は…ちゃんと準備体操をしろ…。」

いたってマトモでマジメな人である。

「「「「はぁーい。」」」」

〜準備体操終了後・80M走〜

「いやっはーーーー!!走るよ!?走るよ!?これぞ陸上部のメインだよね!!」

相変わらずハイなみど。

「いやっ、そりゃぁね。走んなきゃ陸上部じゃないから。」

苦笑いで受け答えるしーちゃん。

「でもーぉ、ボクは走るより踊ってる方が好きぃ〜。」

『があぁっ、出た!!オ○マのたっちゃん!!!!!』

「ダレがオ●マですかぁ!?失礼ですねぇ!ぷぅん!」

「いやいやいや、その喋り方をどうにか…」

けいれんしているしーちゃん。

「あっはっは、オ●マオ○マ!!!」

ひたすら笑うみど。

「だからぁ…」

「あの、もうみんな走ってるって…」

いきなしまともな事をいいつつ現れるさかもと。しかし…

「「「うっさい、たまにはボケろっ!!声低いんだよ!!(怒)」」」

「……すいません……」

3人に怒鳴り散らされあえなく撃沈。

かくて…しーちゃんとみどとたっちゃんは罰としてグランド10周を命じられたのであった。


〜続・スパイクを履いて80M走〜

「疲れでぁああぁあ!!!」

叫ぶみど。

「うっさい!あんたが壊れて笑いっぱなしだから10周もさせられんでしょーが!?」

ひたすら不機嫌なしーちゃんである。

「まぁ、みなさん怒らずにぃ〜、スパイク履いて早く走りましょうよぉ〜♪」

「もとはといえばアンタが登場したせいなのよ、オ○マ!!」

たっちゃんを睨み付けるしーちゃん。

「ええぇっ、そんな、ひどいですぅ〜〜(困)」

「あっはっは、喋り方おかしいよたっちゃぁーん!!」

笑い出すみど。

「いっそのこと…このスパイクで…この靴底なんかさぁ…
スパイクのピンなんかさぁ…刺さったら致命傷だよね…うふ、うふふふふ♪」

壊れ始めるしーちゃん。

「ひっ、ひいいぃぃ!?怖いですよ、しーちゃんさん!?」

絶叫するたっちゃん。

「あっはっは、加勢するよ!?」

おかしな事を言い出すみど。

「あの、もうみんな走って…」

「「「うっさい!声低いっ!!」」」

かくて…追加10周&部長&副部長のパンチを食らうことになった3人であった。

〜その頃3人は〜

そう、準備体操から今まで、魔王、部長、副部長は何をしていたかというと…

「さーって、10本くらい走るかねー。」軽く言い放つ副部長。

「えぇ、そんなにですかぁ〜?私はできれば木陰で読書なんかして

『アホか。』

どげしゃああぁ! 部長&副部長に同時に殴られる魔王。

「ほらっ!走るよ!!」

副部長が魔王を引きずっていく。 人は、それを、強制連行と言う。(誤)

しかも、副部長、は並みの足の速さではない。すぐさま全身すり傷になる魔王。

「いだだだだっ!!!痛いです副部長ぉうおぉうぅ!?」

80M走り終わり、3人中1名が重症である。(どんな部活だ)

「少しは真面目に走る気になったかしら?」

「はい…走るって楽しいですよね♪」引きつり笑い。

「…無理しなくていいぞ。」優しい。

「じゃ、もう一本いこっか♪(無視)」…悪魔。

…が。

「あら?」副部長の視線の先には…さかもとを怒鳴りちらす若干3名。

「ほぉぅ、部活に来てあーいう漫才やってるワケだ…?」

狂気の色を浮かべる副部長。…はっきし言って怖い。

「……副部長クラッシュはやめとけよ。首が跳ぶからな。」

問題発言をする2人である。

「あのー、なんだったら私が3人の代わりに休み

『ほぉーう?』

「…なんでもないです。」

「じゃぁ、グランド10周を命じてくるよ♪」

〜続・その頃3人は〜


「しかし…お前大丈夫か?…すり傷が。」

「全っっ然大丈夫じゃないですよ、やっだなぁ〜、もう、部長ったら♪」血まみれ魔王。

「ま、そのぐらいの傷ならツバつけときゃ治るわよv」全く気配を感じさせずに背後に登場副部長。

『うべろげええぇぇ!?』

ロコツに驚く2人。

「何よー?」全く気配を感じさせずに背後に登場副部長。

「いいぃ、いつのまに…」珍しく動揺しすぎ部長。

「ま、私は足速いからー♪」そういう問題ではない。

で。

「「「さて、走るか!」」」

部員A「よーい、ドン!」

暴れ馬のごとく走る3人。(違)

しかし… 「うううぉおえぇ!!??」副部長…転倒。

「ぇ…と…大丈夫か…?」「副部長〜〜〜?!」

ぴくぴく………がばっ!!

「あああんのクソ野球部ぅ〜〜〜!!」

「あ、立った。」

「でもおでこから流血してますねー♪それに、こめかみに青筋立っ てますよ、大丈夫ですかね、部長?」

「…大丈夫だと思うが…。野球部のボールが額に当たったんだろう?」

「…ご名答〜。」

「すいませーーん!!」走りよってくる野球部。危険地帯である。

「ふぅーん、「すいませーーん!!」ね…可憐な乙女の顔に傷をつけておいて「すいませーーん!!」ね…」

「可憐な…」「…乙女?」

「あ゛ぁ゛!!??」

『…ご自由にどーぅぞ。』 「すいません、大丈夫ですか?」餌食…もとい、哀れな野球部員到着。

「大丈夫だと…」

「ぁ、こめかみプルプルしてぁぐぁぐ」慌てて魔王の口を塞ぐ部長。

「ぇ?」事態が理解できない餌食A。

「思ってんのかおんどりゃーー!!!!(キャラ崩壊)」

「えぎいいぃ!?」

まさかマッハ1のボールが飛んでくるとは思わず、(普通思わない)避けられなかった餌食A。(分かってても普通避けられない)

「さってー、謝ってもらったし、続きはしるぅ?」

「…はい。」

しかし…副部長の視界に入ったのはまたもやさかもとを怒鳴りちらす若干3名。

「行きますか…」「まてまて!!!お前、副部長クラッシュをやる気…オレも行く! !」

「おおおおぉぉぉぉ!!!!!!」猪突猛進。…いや、狂気の塊である、2人とも。

「部長!!!」「副部長!!!」

「クラァーーーーッシュ!!!!!」

「ひいいぃぃぃあああぁぁぁ」



そして…若干3名は、部長のパンチで位置がずれ、副部長クラッシュが急所に当たらなかったため、助かったのであった。


〜部活終了〜


し「今日ーも疲れたね♪」

副「だねー。」

部「帰ったら…ゆっくり休憩しろよ。」

全「はーい。」

み「たーっちゃん♪一緒に帰ろーよ!!」

た「はぁい、今行きますー。今、ちょっと「ピンクダンディーズ」の振り付けを考えていたんですー♪

し「…は?何…それ?」

た「ボクとさかもとが、ピンクレデーズ(※注・陸上部内ではやっているアイドルグループ。決してピンクレディーズではない。)
 の曲を歌って踊るんですぅ〜v」

全「おげろべええぇぇーーーー!!」

部「お…おま…お前ら…そんな趣味が…?特にさかもと…」

さ「うおー!!たっちゃんはオレの師匠っすよ!オレは昔からこんな風になりたいと思ってたっす!」

全「………」

魔「でも、さかもとってマトモなセリフ今のが初めてー?」

さ「う゛………」

魔「それに、その声の低さでピンクレデーズの歌が歌えるとは思えないですー。」

さ「ぎぎくぅっ!!」

た「あ、そんな欠点がありましたかー。じゃぁ他のメンバーを探すしか…」

さ「そんな、師匠!これからのオレの出番はどうなるんですか!?」

た「え?だって、この小説もう終わりだし…リクエストされなきゃ続編書く予定なんてないんだよ?」

さ「え……?」

し「ま、そこらへんの事情は置いといて。」

さ「そんなぁー!?」

し「ま、たっちゃんはちょっと突き放しすぎだったけどね。(苦笑)」

副「しーぃちゃーぁん?一緒に帰ろ?今日はね、「ダンプ」(注2・しーちゃんの好きなマンガ雑誌。)
 買って帰るから、貸してあげる♪」

し「ホントに!?あぁっ、副部長大大だぁーーーーい好き!!!」

副「うふふ、ほら、抱きついてこないでよv」

部「おい魔王…あいつ、副部長の本当の恐ろしさをわかってないぞ…」

魔「いいんですよぉ、副部長もしーちゃんもお互い信頼しあってますからぁ♪」

部「…なんのつながりだ?」

魔「秘密ですぅ♪」

部「………」

魔「さ、お腹すいたから帰りますですよ♪」

部「あ、あぁ…」

副「しーちゃん!あたし達も帰ろ!」

し「うん♪今行くーv」

み「たっちゃん、みんな帰るって。あたしたちも行こ!」

た「うん、じゃ、さかもと、締めおねがいね♪」

さ「え…あ、みなさん!?居な……」

さ「えーーー、うん!この小説を締められること、光栄に思います!最後までよんでくださって、ありがとうございました!!
 それでは、また!いつかどこかで会いましょう!その日まで、

全「陸上部は不滅でっす!!」

さ「あれ!?みなさん帰ったんじゃ!?」

副「ばっか、さかもとが締めなわけないっしょー!?」

し「声低いしね。」

部「…(関係あるのか…)」

魔「それに、たっちゃんが師匠とか言ってる内は、ラリッてるってコトだしね♪」

た「ひどっ」

み「まぁ、オ○マだしね。」

た「ひどっ」

部「ではでは。これでホントに終わりです。読んでくださって、ありがとうございました!

全「ではっ!!!」

さ「あ゛ぁ゛っ!結局こうなるのか!!」

オリオリ様へ 誕生日おめでとうございます♪         ぐっちゃん より 愛をこめて(違




 サイト常連、ぐっちゃんさんより 誕生日のお祝いにと書き下ろして頂いたオリジナル小説です。
世界一おかしい(?!)部員たちが、グラウンドを所狭しと大暴れ!!
四コマみたいなノリで シーンが頭に浮かんできて楽しいですな〜♪
ぐっちゃんさんの身の周りにいる方々をモデルに書かれたそうですよ
 こんな愉快な仲間たちと 毎日青春できたらさぞかし楽し…
いや、身が持たない(笑)

 頑張ってるのに報われない感の さかもとラブいなぁ(*´∀`*)
サボッてる若干3名に制裁加えつつ
副部長クラッシュから命を救った部長ステキ過ぎだなぁ!(*>∀<*)

 ぐっちゃんさん、どうもありがとう御座いました!


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